福岡県で一番大きな島、宗像市の大島(おおしま)へ行ってきました!
ここには、私の祖父母の家があります。
高校生のころまでは、毎年のように盆暮正月に行っていましたが…久しぶりの訪問です。
神湊と書いて「こうのみなと」と読みます。
神湊渡船ターミナルまでは、JR鹿児島本線の東郷駅から西鉄バスで約20分。
大島まではこちらのフェリーに乗っていきます!
運行しているフェリーは「おおしま」と「しおかぜ」の2船。
今回乗るのは「おおしま」、約25分の船旅です。
少し波はありましたが、雲もなく快晴。
潮風も心地よくて過ごしやすい気候でした!
到着です!!!
久しぶりにやってきました。懐かしい景色〜。
今回は、大島名所を回ってみようということで自転車をレンタル!
土日や祝日はお客さんも多いようで借りられるか心配でしたが、
平日の朝ということもありなんとか借りることができました。
大島には観光目的で来たことがないもので、自転車借りるだけで新鮮な感じです。
どきどき。
では早速。
観光サイトなどでおすすめされているコースとは少し違いますが、
この島で遊んだことのある私の視点で、大島の名所回っていきます!
まずこちら。
何にもないですが(笑)、私にとっては思い出の場所。
子どものころは、毎年夏になるとここに来ることを楽しみにしていました。
そう、盆踊り会場です!!
ここに櫓が立って和太鼓が置かれ、出店もたくさん並びます。
今も盆踊り大会やっているのでしょうか…やっていたら来年はぜひ参加したいです。
昔ながらの一軒家が多く並んでいるのですが、
脇道に入って振り返ると、その趣のある一軒家たちに囲まれて中央奥に海が見えるんです。
この景色好きなんですよ〜。
海水浴場に向かう途中のカエル君です。
これも昔からありますね〜。私にとっては懐かしいものだらけです。
カエル君を過ぎるとこちら!海の道です。
海の中に道ができていますが、こちらは潮が引かないと出てきません。
潮引いてる!チャンス!と、バタバタ自転車を降り向かいました。
海のあいだを渡るこの感じ、いいですね〜。
四方八方から波の音が聴こえてくるし、
お天気もいいから太陽に照らされた水面がずっとキラキラしてるしで
日常からかけ離れたまさに癒しの世界でした。
どうやらここは、恋のパワースポットとしても知られている場所なんだそう。
干潮時だけ現れるというのが、パワースポット感出てますよね!
海の道を渡りきって、ゴツゴツした岩場に到着。
子どものころはここでもよく遊びました〜。
振り返るとこんな感じ!
真っ青な空と緑色の山並みが最高!
この防波堤(でしょうか?)の階段も、ノスタルジックです。
どこまで潮が満ちるのかが一目瞭然ですね。
大島には松の木がたくさんあります。
海岸沿いの松の木の下には、茶色くなった松の葉と松ぼっくりがたくさん落ちてます!
子どものころは、松の葉で「すもう」をしていました。
松の葉で根元がつながっている2本を、交差させて、ひっぱって、
根元がはずれなかったほうが勝ち。
懐かしい〜!
こんなところも大島の大好きなところです。
これは夢の小夜島(さよしま)。
かんす海水浴場にある小島と鳥居です。
室町時代の連歌師・飯尾宗祇によって詠まれたこともある島だそうで、
潮が引いた際には浜と地続きになり、歩いていくことも可能になります。
こうやって改めて見ると、鳥居の朱色と島の緑と海や空の青で、
とっても写真映えするスポットですね。おすすめ!
夕日の時間帯の写真も綺麗に撮れるだろうな〜。
これが大島の海水浴場、かんす!
かんすは「干洲」のことだそうで、干潮時に現れる砂州を指しています。
平日だしシーズンは過ぎているということもあって、ほとんど人がいない…(笑)
こんな景色を独り占めできるなんて、贅沢!
大島の海岸に来るとやることのひとつ。
漂流物探しです。
おとなりの韓国から流れてきたと思われるものが、たまに漂着していたりします。
ペットボトルとか、ビニール袋とか。
韓国語のラジオが入ることもあるらしい!
この日は小さなパッケージを見つけました。
ハングル文字分からないので何かは不明です…(笑)
海の波音のほかに、大島ではよく聴く音があります。
それが、とんびの鳴き声。
ピーヒョロロロー…と特徴的な声で鳴きます。
癒し倍増、長閑です。
次に向かったのは、個人的にお待ちかねだった中津宮!
大島に来るのも久しぶりでしたが、中津宮に来るのはもっと久しぶり!
鳥居をくぐり、階段を登って後ろを振り返ると
木々のあいだに、くぐってきた鳥居とその奥に海。
これは目に焼き付けたい。
大島って振り返るといい景色!が多い気がしますね。
来ました!中津宮本殿!!!
ご無沙汰してしまい、すみません…。
心を込めて参拝。
社務所の隣りにある「天ノ真名井(あまのまない)」の入り口。
こちらは来たことあったかな…あったとしても覚えてなさそうなので
新鮮な気持ちで向かいました。
日本神話で、天照大神が十束剣(とつかのつるぎ)を3つに割り、
天真名井の水と一緒に口に含んでかみ砕いたところ、そこから
田心姫神(たごりひめのかみ)、湍津姫神(たぎつひめのかみ)、市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)の
三女神が生まれたという伝説があるそうです。
これが宗像三女神です。
ここから湧き出る水は「延命招福」の名水として知られているそう。
この湧き水は、中津宮の「天ノ川」にも流れ込んでいます。
天ノ川、あとで出てきます!
これは神秘的です。
緑の中を一段ずつ降りるごとに、空気がひんやりする感じでした。
いいパワーもらえた気がします。
お参り後は、御朱印をいただきました。
スタンプが押されているように、中津宮は「七夕伝説」発祥の地です。
境内に流れる「天ノ川」、それを挟むように
「織女(しょくじょ)神社」「牽牛(けんぎゅう)神社」が存在しています。
ここが織女神社。
鳥居の上のほうに祠があります。
天ノ川!
夢の小夜島と同じ色合いで、朱色と緑と青が綺麗です。
牽牛神社は、天ノ川を挟んで少しだけ離れたところにあります。
織女神社を見守っているようで、なんとなくロマンチックです。
小さいころは当たり前に見ていた景色だけど、
大島は見どころいっぱいだなと、今回つくづく思いました。
中津宮以降は、後編へ続きます!